関関同立の受験で文系数学を選択科目にしている受験生も多いと思います。
一般的には文系数学にした方が日本史や世界史、地理より有利と言われることも多いですが、関関同立の場合、すべての大学には当てはまらないと私は感じています。
そこで、関関同立文系数学受験の場合の難易度やおすすめの受験パターンについて書きたいと思います。
関関同立文系数学難易度やおすすめの受験パターン
まず、難易度でいうと同志社>立命館>関大・関学の順番で難しいです。
同志社は近年文系数学がかなり難しくなってきており、数学が得意な受験生であっても苦戦しているのが現状で満点などはとても狙えません。
同じく立命館も同志社ほどではないものの、癖のある出題があり、満点を取るのが難しいです。
一方で関学や関大はそこまで難しくはなく、文系数学が得意な受験生の場合、満点も狙える科目となっています。
よって、文系数学が得意な受験生は、関学、関大を軸に受験した方が個人的におすすめです。
特に、関学は数学がまったく難しくないので、あわよくば満点を狙えます。
仮に数学満点取ったとすると、英語・国語で350点中合計210点取ればまず合格。
6割取れれば合格します。もっと言うと、関学の独自英数方式ならば、
英語200点、数学200点の配点の場合、数学200点取ると英語90点でもまず合格します。
関学は合格最低点が関関同立の中でも低い方なので、文系数学が得意な場合、入試で圧倒的に有利になり、合格しやすいです。
併願すべき大学は関大。こちらも数学の配点はやや低いながらも、問題が易しいので満点を狙えるから。
ただし、関大は合格最低点が高いので数学を満点取ったとしても英語・国語で7割取らなければ落ちてしまいます。
あと、数学が得意の場合、大学に入ってからも経済学部・商学部ではかなり有利になるんで、経済・商(経営)学部を軸に受験しておくといいでしょう。
関学の看板学部でもある経済学部を軸に関学全学部・個別日程・独自英数で合計3回+
関学商学部個別日程の合計4回で関学入試を受け、あとは、日程がかぶらない関大の経済・商などを受験すると一番いいと思います。
とにかく、数学が得意なら文系の受験生は関関同立なら関学を受験しましょう。
そして関学は社会科目が正誤問題に癖があるので、数学が苦でなければ、数学受験した方が圧倒的に合格しやすいと思います。
同志社は阪大や神大、早慶本命の受験生でも結構苦戦しており、得点調整で点数は上がるものの、同志社も合格最低点が高いことから、日本史や世界史などの受験生の方が点数は安定すると思います。
立命館は社会科目が難しいので、文系数学を受験したからと言って、得点調整で点数は上がることは少ないですが、立命館も関学同様合格最低点がそこまで高くないので、立命を受けられるなら受けた方がいいでしょう。
とにかく、同志社のみ文系数学が圧倒的に難しくなってきているので注意が必要で、関関同立なら関学、関大を軸に受験しつつ、日程を見ながら立命館も受験するのがいいでしょう。
関関同立文系数学難易度やおすすめまとめ
- 関関同立の中で圧倒的に同志社の文系数学が難しく、同志社>立命館>関学・関大の順に難易度は高くなる
- 関学と関大は文系数学で満点を狙えるので、文系数学が得意な受験生は関学・関大を軸に受験するのがおすすめ
- ただし、関大は選択科目の配点が低く合格最低点が非常に高いので、文系数学で満点を取っても、英、国で7割取れないと落ちる場合がある
- 立命館は文系数学も癖のある出題で満点は狙えず、得点調整で点数は上がらないものの、同志社や関大ほど合格最低点が高くないので、受けた方がいい
以上、関関同立の文系数学の難易度やおすすめの受験パターンについてでした。
個人的には文系数学が得意なら関学が最も狙い目かなと思います。