大阪の2大有名私大と言えば、関西大学(関大)と近畿大学(近大)。
今年も関西の現役高校3年生が志願する大学ランキングの1位が関大で2位が近大で人気も圧倒的。
その大学付属校である関西大学第一高校(関大一高)と近畿大学付属高校(近大付属高)。
どちらを受験したらいいか?迷う受験生や保護者のあなたの為に関大一高と近大付属高をあらゆる角度から比較したいと思います。
関西大学第一高と近畿大学付属高徹底比較
●偏差値
- 関大一>近大付属
●学生数
- 近大付属>関大一
●大学偏差値
- 関大>近大(理系)
- 関大>近大(文系)
●内部進学率
- 関大一高から関大 約88%(昨年度)
- 近大付属高から近大 約58%(昨年度)
●難関大学合格実績
- 近大付属>関大一
京大・阪大・神大・大阪公立大・早慶上智など他大学合格実績は近大付属が関大一高よりも上になっています。
関大一高は関大の内部推薦を確保したい場合、国公立は大丈夫なようですが、関大以外の私立大学の受験は関大にない学部の場合のみOKのようで、制限あり。
関大一高と近大付属高比較まとめ
関大一高はほとんどが関大へ進学。
高校2年生から1クラスのみ国公立大を目指すクラスがあり、全体のおよそ1割が国公立大や早慶に進学しています。ただし、関大に進学できない生徒も例年5%程度います。
一方近大付属は6割弱が近大へ進学し、4割が他大学進学。近大の偏差値が上がってきているせいか、以前に比べると、近年やや近大内部進学者が増えて来ている様子。
近大付属はスーパー文理コースや特進文理、英語強化・進学コースなどコースが細分化。
他大学の受験環境が整っており、近大を確保しつつ他大学を受験する体制が整っています。
また、近大は11年連続志願者数NO.1で偏差値が上がってきており、理系学部は特に難化傾向にあり産近甲龍の中ではトップに君臨。
ここまでのところをまとめると、他大学を受験してよりいい大学を狙いたいなら、近大付属のS文理や特進文理などのコースに入って勉強するのがいいでしょう。
しかし、総合的に現状では近大は関関同立には及ばず、大手企業の就職も学歴フィルターにより関大以上でないと通らない企業もあるので、近大と関大では差があり、総合的に関大を抜くことは当分の間ないでしょう。
また、近大付属の他大学受験で現在成績最上位は、京大・阪大・神大等難関国公立大へ進学するが、平均的な層は関関同立に進学するケースも多いです。
以上のことから個人的には関大一高と近大付属高なら関大一高がおすすめかなと思います。