関西の名門私立関関同立の中では同志社大学の次、2番手を争う関西学院大学と立命館大学。
以前は立命よりも関学の方が良かったのですが、近年は全国的な知名度から立命館の方が良いという意見もあります。
実際、立命館の方が関西圏以外からの受験者数が関学よりも圧倒的に多いです。
それでは関西学院大学と立命館大学で両方ダブルで合格した学生はどちらの大学に進学したのか?
ダブル合格進学先のデータを見ながら、検証してきたいと思います。
関西学院(関学)大学と立命館大学ダブル合格進学先
2023年度入試の立命館と関学のW合格の進学先は以下のようになっています。
データを見るとトータルでは関学に進学した人が34.6%、立命館に進学した人が65.4%となっています。
●法学部
- 関学法71.4% 立命館法28.6%
●経済学部
- 関学経済71.4% 立命経済28.6%
●商・経営学部
- 関学商35.7% 立命経営64.3%
●理系学部
- 関学10.1% 立命館88.9%
●総合
- 関学35.4% 立命館64.6%
文系学部は関学の方が立命よりも人気の学部が多いです。
理系学部では圧倒的に立命館大学が人気です。
関学と立命館W合格進学先まとめ
- 昨年度のデータで見る限り、立命館の方が関学よりも人気と言える
- ただし、文系学部は関学>立命館の傾向が若干強い
- 理系学部は学科にもよるが、完全に立命館>関学になってきている
- 関西圏在住は関学を選び、関西圏以外は立命館を選ぶ傾向がある
- 関西圏の予備校では数年前まで同志社・関学コースと立命・関大コースに分かれているところが多かったので、関西では関学>立命のイメージを持っている人が多い
関学と立命館のダブル合格進学先についてまとめると以上のようになりました。
トータルでいうと3人に2人が立命館を選択し、3人に1人が関学を選択しているという結果に。
とは言え、文系学部の場合はまだ関学が強く、トータルでは関学を選ぶ人が多いです。
ただし、関西圏以外では関学は関大で区別がつかない人が多く、立命館の方が知名度は圧倒的に高く、ダブル合格の場合立命館の方が進学率が高くなっているという話です。
関学は関西以外では、かんせいがくいんではなく、かんさいがくいんと思っている人が大多数です。
個人的な意見で言うと、関西圏に残りたいなら関学の方が立命館よりイメージも良く、関学に進学した方がおすすめかなと思います。
一方で東京で就職したい人や関西圏以外の受験生は知名度から立命館の方がおすすめのような気がします。